求人票に自分を合わせていないか

求人票に自分を合わせていないか

社会人材学舎®を立ち上げて以来、セミナー・個人相談・カウンセリング・講義と、何らかの形でお会いした方は、既に1,000名近くになる。
これだけお会いしていると、傾向というものが見えてくる。
今日はそのうちの一つ、転職活動における「焦り」について。

ご相談にくる方のほとんどは、少しでも早く仕事を決めなければならないと焦っている。
しかし、ただ早く決めたい一心で、仕事を選ぶ判断基準=自分の価値軸を持たないままの人が少なくない。
「求人票に自分を合わせに行く」タイプ、つまりただ待遇や役職、業種、勤務地などで仕事を選ぶ人だ。
このパターンは危険だ。なぜなら、仕事は当然のことながら就職が決まったら終わりではなく、決まってからが本番だから。

キャリアチェンジとは、働く人生を創りなおすということだ。
つまり、その先、自分がどのように生きていくか、その中でどのように働くのかをしっかりと設計する必要がある。

ただ求人票に合わせてなんとか潜り込んでも、その会社や経営者が追求しようとしている理念と自分の志向性や価値観が違った、力を発揮する場がない、会社の雰囲気と合わない、「違った!」と後悔をすることになりかねない。実際にこういうケースはよくある。

何よりもまず急ぐべきことは、自分の仕事観=判断基準を明らかにすること。
能力を活かせるのはどんな仕事か、どんな領域の仕事がやりたいか、社会のどんな部分に貢献したいのか、どんな経営者と働きたいのか。
ただ焦る前に、自分の働く人生の設計を急ぐことが大事だ。
急ぐと焦るは違うのだ。