転職は、自分マーケティングだと気づいていますか?

転職は、自分マーケティングだと気づいていますか?

あなたが、お勤めの会社が新たに開発した商品を売り出す担当になったと仮定してほしい。さて、どんな準備をするだろうか。
まず、市場の動向を調査するだろう。そして商品が提供する価値を明らかにし、買ってもらうターゲットを設定する。競合に対する差別化ポイントを考える。価値に見合う価格を設定する。さらに、ターゲットの心に響かせるにはどのよう説明をしたら良いか、そのストーリーを考え、どんな言葉で伝えたら解りやすいか、つまり広告コピーを考える。これらが一気通貫して初めて商品が売れるようになる。
転職市場においてはあなた自身が商品だ。今の例を置き換えて考えてみよう。

<市場の動向調査>

どんな人材需要があり、実際に転職に成功しているのはどのような人か、分析をする。

<提供価値を明らかにする>

自分にはどんな強みがあり、採用されたらどんな価値が発揮できるのか、どのように役に立ち企業の成長に貢献できるのかを具体化する。決して過去の担当業務や役職ではない、どこへ行っても発揮できる力は何か、だ。

<ターゲットを設定する>

自身の強みや価値が最も活かせる、活かしたい場はどこかを考える。

<差別化ポイントを考える>

ライバルに勝つために、何を材料に自分を売り込むかを考える。

<価値に見合う価格を設定する>

現在の報酬額や希望報酬額を基準にするのではなく、冷静に発揮する価値に見合う報酬額を自覚する。

<ターゲットの心に響くストーリーを考える>

強みや提供価値を元に、面接時に採用担当者や経営者を納得させるためにどのように自分を売り込むか、話を展開するかを考える。シミュレーションをする。

<広告のコピーを考える>

ストーリーを、どのような言葉で語れば限られた時間の中で効果的に伝えられるか、印象に残せるかを考える。TVコマーシャルは15秒という限られた時間の中で言葉の勝負をしている。それと同じだ。

さて、これだけの準備をしている方には、なかなかお会い出来ない。履歴書と職務経歴書を書いているだけの人がほとんどだ。しかし、人材採用は大きな買い物だ。過去の経歴だけでは買えない。
商品を売り出すまでには時間をかけて、しっかりマーケティングをする。
自分を売るのも、同じことなのだ。