文教の街

文教の街

社会人材学舎が入るビルのある地は港区西新橋三丁目、御成門の交差点近く。

ひとつビルを挟んだ隣には御成門中学校、真正面には御成門小学校がある。どちらも立派な校舎の区立学校だ。
芝公園の中には港区立みなと図書館があり、日比谷通りを隔てて慶應義塾大学薬学部と薬学研究科もある。
ほんの少し足を延ばせば増上寺の伽藍が広がり、愛宕の方面に向かうと青松寺があり、愛宕神社の出世の階段、NHKの放送博物館もある。

しかし、あまり知られていない発祥の地の碑が静かに建っている。
御成門の交差点から慶應薬学部に向かう歩道の植え込みに、その碑がある。
「日本近代初等教育発祥の地」とある。

明治5年(1872)の学制発布の2年前、東京府が府内の寺院を仮校舎として6つの小学校を設立し、その第一校がおかれた源流院がこの地にあったという。石碑によれば、授業は主として句読(音読)・習字・算術で、生徒は8歳から15歳までであったという。この小学校が後に第一大学区第二中学区第一番小学校、鞍絵尋常高等小学校などと校名を変え、統合を経て今の御成門小学校になった。

「知命塾」を構えたこの地、都内でも屈指の「文教の街」とも言えるのではないだろうか。