自分を知る〜自己分析から始まるキャリア転進活動〜

自分を知る〜自己分析から始まるキャリア転進活動〜

私たちはミドルからの方々を対象にキャリア転進をお手伝いしている。
その中でこんなケースに出会うことが多い。なぜか。

その人、Qさんに出会ったのは、個人の方向けに開催をしている無料セミナー。
転職活動を続けてきたが、全くと言っていいほど成果が上がらず、弱り果てていたところに当舎のセミナーを知り、参加をしてきた。
前職は大手有名企業、しかし会社の都合による早期退職を選択せざるをえなくなり以来、転職活動をしてきたというが、さすがに表情には疲れが見え、すっかり自信を失っているのが見て取れた。

「思いつく限りの仕事に応募をしましたが、どれもうまくいかず、もう一人で考えるのは限界です。どうしたら良いのか、わからなくなりました。」

転職を焦るあまり、エージェントから送られてくる企業に、次々と応募しては落ちるということを繰り返していたのだ。
キャリア転進を考える際に、第一に必要なことは「自分を知る」ということだ。
営業や研究者といった職種ではなく、自分が積み重ねてきたプロフェッショナルとしての強みは何か、その力が生きる方向性や自分の志向性はどこにあるのかを分析しないままにキャリア転進活動に入る人があまりに多い。
履歴書や経歴書に書かれているのは、担当業務の系譜でしかない。それでは、その人が持つ本当の魅力が伝わるわけがない。

サラリーマンといえどビジネスの世界で生きてきたからには、人それぞれのプロフェッショナリティがある。
しかし、ほとんどの人がそれを整理し、視覚化してきていない。
次々と付与される目の前の仕事に追われ、自分を棚卸しする機会など持ってこなかったからだ。

自分で自分を客観視することは、簡単なことではない。
しかし、そこを明確にしなければ、自分の売り込み方さえわからない。
だからこそまず、「自分を知る」ことから始める必要がある。