学び直しは何のため?

学び直しは何のため?

「人生100年時代」という言葉とともに、「学び直し」もまた注目されています。


働く中で出会った学びのきっかけ

先日、前職の部下から「とうとう海外赴任が決まったので、会いたい!」と連絡があり、食事をしてきました。

8年前ほど前、私と彼は人材育成の部署に所属し、グローバル人材育成の仕事をしていました。
彼は国内の営業一筋の男で、体力勝負の世界で名の知れた営業マンでした。(もちろん頭も使っていたと思います。本人の名誉のためにつけ加えておきます)

当時の施策の一つに若手社員に1年かけてグローバル人材の素養を身に付けさせて、実際にグローバル関連の部署に異動してもらうというものがありました。
それによって著しく成長する若い社員の姿を見た彼は刺激を受けたらしく、「自分もグローバル人材になりたい! 世界のどこに行っても活躍できる人材になりたい!」と言い出したのでした。
そのとき彼は37歳。それからの彼は、研修担当という役得を生かしながら必死で英会話スクールやビジネススクールに通って勉強をし続けました。
そして、その4年後とある事業の海外開発事業に携わり、出張で海外を飛び回る生活を経て、いよいよ海外赴任になりました。赴任地は上海。今度は中国語を勉強しなければなりません。

彼曰く「あの時、あの部署で、あの仕事をさせてもらっていなければ、こんなキャリアになっていない。45歳になってもまだ勉強しなきゃいけないの? という気持ちもなくはないが、勉強する習慣がついたことは一生の宝だと思う。」

んー。強いですね。学ぶことが習慣になってしまえば、環境変化に対応できるし、自分から環境を変えられる。
転職市場でも、そういう人は間違いなく評価が高いですね。


学び直しにも明確な目的を持つべき

人生100年時代、長くイキイキと活躍するためには、学び直しは大切ですが、何のために学び直しをするのでしょう?
一時期、私も「〇〇の習慣セミナー」「発想法セミナー」「飲食店開業セミナー」「株式投資セミナー」「タロット占い教室」など(われながらすごい!)いろいろなことに手を出しましたが、正直あまり身につきませんでしたね。雑学を学んで、知的満足を得ることも一つの学び直しと言えるし、それはそれで楽しいものです。
それを否定するつもりは全くありませんが、どうせ学び直すなら、自分の人生のビジョン達成に近づいていくものを優先して学ぶ方がいいですよね。彼もグローバルに活躍したいというビジョンがあったからこそ、そのための勉強をし続けて、夢をかなえたわけですから。

さて、あなたの心が奮い立つ将来の姿は、どのようなものですか。それに向けてどんな準備をしていきますか?

(文責:伊東)