自分の強みは案外自分ではわからない

自分の強みは案外自分ではわからない

先日、当社のプログラムでお世話になる不動産関連の会社におじゃまして打ち合わせをしました。そこで、プログラムのテーマとなる課題についてお聞きしたところ、お客様への検査報告書が何度書き直しても修正を求められて困っているとのこと。
よくよく中身を聞いてみると、報告書の内容については申し分ないのですが、「普通、ここには会社のロゴがあるものだろ」とか「この見にくい表をなんとかしろ」とか体裁が整っていないので突き返され続けているそう。担当者もほとほと困っているそうです。

この話を聞いて、昔の自分のことを思い出しました。
当時、私は営業マンから管理部門に異動したばかりでした。この部署では、全社に向けて文書を作成して発信する仕事があり、作成した文書は、会議で前方のスクリーンに映し出され、部員全員から「行頭がずれている」とか「表の幅がそろっていない」とか「ヘッダーの位置が違う」とか、ダメ出しを食らうわけです。性格がおおざっぱな私は、指摘されることが多くて、内心「みんな細かすぎ!」とか「そんなの誰も気にしないよ!」とか「こんな重箱の隅をつついているひまがあったら、もっと重要な仕事しようぜ」なんて思っていました(当時のみなさま、すみません)。

でもその後、私もその部署の事務面の責任者となり、他の人の文書にダメ出しをする急先鋒になるわけですが。そんな経験があったからこそ、その後の異動先では体裁について言われることはほとんどなかったですね。(大ざっぱな性格はそのままなので、完全には治っていませんが)

自分では、体裁を整えることについて叱られてばかりいましたから、決して得意とは思っていませんでしたが、先日の会社様の話を聞いて、「それも強みになるのか!」と一つアピールポイントが増えた気がしました。当時、厳しく指導してくれた仲間に感謝です。当時、そう思えたらよかったのに。

それぞれの人に、部署に、会社に、それぞれの常識があり、そこにいると自分たちの良さは見えにくいですが、他から見ると強みであること、たくさんありそうですね。

他者の目を通して自分を知る。
そういう機会を増やして、自分の強みは何かにフォーカスを当ててみる。
強みと認識できるものが増えると自信もついてくる。
そしてその力を他者への貢献に使うようになる。
…こんなサイクルができるといいですね。

さて、みなさんには、自分の知らないどんな強みがあるでしょうか。

(文責:伊東)