キャリア活動のリアル

2017年09月21日

転職〜「覚悟のプライオリティ」をつけていますか。

セカンドキャリアのご相談にいらっしゃるミドル人材の殆ど、特に男性の多くは、「もっとやりがいのある仕事をしたい」と言います。では、と「やりがいと報酬と勤務地のうち、どれが一番大事ですか?」と聞くと、胸を張るように「やりがいです!」とお答えになります。では、と…

〜 あなたのやりがいにピッタリで、報酬も納得できる仕事があります。でもそれは、あなたには縁がなかった○○県での仕事です。いかがですか? 〜

と聞いてみます。すると「○○県は行ったこともないから、ないな!」と答えることがほとんど。あれ?つい今しがた「勤務地よりもやりがいが大事」って言ったじゃないですか。

なぜ、こんなことになるか。
①「やりがいが大事」と言いながら、そのやりがいを具体的に考えていないから。やりがいという言葉に酔っているだけだから。
②「やりがい」「勤務地」「報酬」、どれが自分のキャリア観にとって一番大事かを真剣に考えて、プライオリティをつけていないから。

場所を限定せずにやりがいを優先するということは、それだけ可能性の広がりを求めるということ。だから本当にやりがいを求めている人は、知らない土地にでも果敢に飛び込んでいきます。
もちろん、プライオリティの付け方は人それぞれです。
家庭の事情があるから自分のやりがいより勤務地を優先したい、あるいは報酬を上げたい、でもいいのです。すべてが整うのが一番良いのですが、必ずしもそういう訳にはいかないもの。その時に「プライオリティ」がついているかが大切になってきます。
でも、そうした整理をしていない人が殆ど。だからいざ、具体的な案件を見た時に「あーでもない、こーでもない」と腰が引けてしまうのです。勿論、やりがい・報酬・勤務地など、条件のすべてが揃うに越したことはありませんが、必ずしもそうはいかないもの。その時、何を優先するのか、選択基準のプライオリティを考えておくことが大事。どれが一番でも良いのです。
なんとなくやりがいがある仕事がしたい、報酬も譲れない、家から近い所が良い…なんてことだけをぼやっと考えているだけでは、実際には前に進めません。
具体的に、具体的に。時間をかけて自分と向き合い、考え尽くすことをしていますか?

  • 小澤 松彦 小澤 松彦
    おざわ まつひこ
    学舎専任講師(知命塾・経産省委託事業等講師)
    一般社団法人 社会人材学舎 理事
    講師・インストラクター歴、企業内研修5年・社会人材学舎内研修3年
    大手広告会社で営業、広報、総務などのマネジメントに従事。危機管理対応の啓発と実践まで幅広い領域に対応。グループ約1万人に向けた研修の企画・運営の中心となり、講師として登壇経験も豊富。
    社会人材学舎設立以降、1000人近くの相談者に対応。講座の開発、講義も担当する。
    「あなたは今の仕事をするためだけに生まれてきたのですか」企画・編集