転職を検討中の人にとって、「どのくらいの期間で転職できるか」というのは、非常に大きな心配事です。
金銭的な問題は、失業保険などで、当面ある程度はカバーできるかもしれません。しかし、このままずっと転職できないのではないかという不安や、長い転職期間中に失われる自分のキャリアを思うと、夜も眠れないという人も少なくないはずです。
なかでも50代以上の転職になると、年齢的な時間制限もあり、その不安はさらに強くなります。実際、弊社でおこなったアンケートでも、約30%もの人が「どれくらいの期間で内定をもらえるかわからない」という不安を感じていました。
転職活動の期間については、正直個人差によるものが多く、キャリア・強み・年齢などによって大きく変わってくるものです。
今回は、転職活動が長引く人と転職を早く決められる人との違いに触れながら、50代からの転職についてじっくりと深堀りしていきます。
=目次=
50代の転職がむずかしいといわれる理由
20代30代の転職に比べて、50代の転職はかなりむずかしいといわれることが多いです。50代から転職を狙っていくなら、まずはしっかりとその理由を押さえておきましょう。
50代の雇用に対して消極的な企業が多い
日本型の終身雇用制度が崩れ、転職市場は確実に成長しています。しかし、厚生労働省「中途採用に係る現状等について※」によると、中途採用に積極的なのは「35歳未満」まで。
45歳〜55歳未満になると、積極的に採用したいと考える企業は3.1%しかありません。反対に、あまり採用を考えていないという企業は約50%にも上ります。
これが55歳以上だと、積極的に採用したいと考える企業はわずか1%で、あまり採用を考えていない企業は67%まで激増しています。
多くの企業が50代の採用に消極的なのは、以下のように企業が考えているからです。
- 企業風土に馴染めるかどうかが未知数
- 若い管理職が50代をマネジメントするのはむずかしい
- 雇用してもすぐに定年になってしまう
ようするに企業は、採用後にしっかりと働いてもらえるか、50代に対して非常に不安を感じているわけです。したがって50代からの転職活動では、経験やスキルを前面に打ち出し、企業の懸念をいかに払拭できるかが、成功の鍵を握っています。
雇用条件へのこだわりが強すぎる
50代の転職市場では、雇用条件へのこだわりが強すぎると、企業から敬遠されやすくなります。50代といえば、知識もキャリアも豊富な脂の乗り切った世代です。そう考えると、転職時に高待遇や管理職レベルのポジションを求めるのは、当然なのかもしれません。
しかし前述のとおり、企業は50代の転職者に対して、不安を感じています。だから企業側は、採用後短期間で辞めてしまうリスクを想定して、採用時の待遇を低めに設定するのが一般的です。
そのため高く評価されたい転職者と、とりあえず安く雇用して様子を見たい企業側との間で、ミスマッチが発生します。当然決定権は企業側にあるので、雇用条件にこだわる50代は、どうしても採用枠から漏れてしまうのです。
転職の確率を高めたいのであれば、ひとまず待遇面に対するこだわりを捨ててください。とにかく、雇用してもらわないことには話がはじまりません。待遇に不満があるなら、採用後に結果を出して、実力で高待遇を勝ち取ればいいのです。
社内における年齢的なバランスの関係
社員の年齢的なバランスは、企業が50代の転職者を採用する際に考慮する重要な要素のひとつです。本来なら、各年代がバランスよく揃い、それぞれの知識やキャリアをうまく組み合わせられればベストでしょう。
しかし既存社員の年齢層によっては、50代の転職者が入ることで、チームとしてうまく機能しなくなる可能性があります。たとえば、30代前半が主軸の若い会社に、いきなりアグレッシブな50代の元管理職が採用されたらどのような事態が起こるでしょうか。
転職者のキャラクターにもよりますが、おそらく社内のパワーバランスは大きく崩れ、業務にもなんらかの支障が出るはずです。もちろん、若い世代のよき見本となり、会社に不足しているスキルや経験を持ち込んでくれる可能性もゼロではありません。
転職の成功は、こういった面接官の不安を、いかに解消できるかにかかっています。「まずは新しい職場に馴染むことを最優先とし、同僚と協力しながら結果を出していきます」と、しっかり決意表明をしましょう。
転職活動が長引く人の特徴とは
私どものところへ相談にこられるかたのなかにも、やはりなかなか転職の決まらない人がいらっしゃいます。そういう人たちに共通しているのが、「自分の考えが定まっていない」という点です。
将来の方向性・仕事に対する価値観・自分の強みなど、転職に必要なポイントを質問しても、「まだハッキリとは決まっていません」とか「よくわからない」という答えが返ってきます。
将来の方向性が決まっていない
将来の方向性が決まっていない人は、やはり転職活動が長引く傾向にあります。
採用担当者は、「あなたを採用したら、どのように自社で働いてくれるのか(採用のメリット)」を知りたがっています。それなのに自分の将来のビジョンを語れなければ、なかなか採用されないのも当然でしょう。
これはいうなれば、旅の目的や行き先を決めずに、旅行会社へ相談にいくようなものです。相手の意思がわからなければ、旅行会社も対応のしようがありません。
とはいえ、行き先も決めずに旅行会社にいく人など、普通いませんよね。しかし、なぜか転職の場面では、同じようなことをしてしまうのです。できるだけ早く転職をしたいなら、将来の方向性をきちんと伝えられるように、準備しておいてください。
仕事に対する価値観が曖昧
面接では、仕事に対する価値観を尋ねられることがよくあります。そこで自分の仕事に対する価値観をきちんと伝えられなければ、かなりのマイナスポイントになるのは間違いありません。
仕事の価値観を問われる理由は、大きく以下の2点です。
- やる気を確認するため
- 自社とのマッチングを見るため
ミドルシニア層を採用する目的は、即戦力の確保です。採用後にどのように貢献してくれるのか、面接官はこの質問を通して、採用するメリットを測っています。
また、仕事への価値観は、自社とのマッチングを確認する絶好の判断材料です。どの企業にも、独自の企業文化が存在します。どんなに優秀でも、企業文化に合わない人は、その能力を発揮できません。
だから面接官は、この質問を通して、「あなたが長く働いてくれそうかどうか」を判断しています。もちろん、マッチングに関しては、あくまでも相手が判断することなので、明確な答えはありません。
しかし面接官へ好印象を与えるためにも、まずは仕事の価値観を明確に伝えるのが大前提となります。「将来の方向性」と同様に、しっかりと準備をしておきましょう。
自分の強みを把握していない
転職エージェントとして求職者の相談に乗っていると、自分の強みを把握していない人が多いことに気づきます。たしかに、転職の経験が少ない人なら、自分の強みを振り返る機会はほとんどなかったでしょう。
しかし自分の強みを理解していないと、即戦力を求める企業へ、自分を採用した場合のメリットをアピールできません。
とはいえ実際には、強みがあるのに採用されないケースもよくあります。欠員補充のような採用では、実務に直接関係するスキルや経験が不足していると、ハイスペックな人材でも落とされてしまうことが少なくないのです。
これは、ハッキリいって、企業の研究不足が大きな原因だと思います。求人情報のチェックを入念におこない、相手企業が求めている人物像を予測しておけば、ある程度回避できたはずなのです。
そのためにも、こまかく自分の強みをまとめておき、必要な強みを的確に提示できる準備が非常に大切になってきます。
転職がすぐ決まるのはどんな人?
転職がすぐ決まる人は、将来のキャリアに対する自分の価値観や方向性が明確です。20代と違い50代以降の転職では、いずれ経営陣として働きたいのか、あるいは専門家として実務を極めていくのかを、ハッキリと決めておかなければなりません。
ところが実際に質問すると、どちらの道に進みたいのかを、ハッキリと答えられない人がほとんどです。これでは、短期間での転職ができなくても仕方がないでしょう。
この章では、転職を早く決められる人の特徴を3点紹介します。できれば3つすべてに当てはまるように、しっかりと意識改革をしていきましょう。
転職活動は早めの行動が大切
転職活動は、とにかく早めの行動が大切です。のんびりしている間にも、あなたにピッタリな案件が、ほかの人に取られてしまうかもしれません。
私は以前、20代半ばで起業して、成功を収めた経営者のもとで働いていました。いわゆる「ソーシャルベンチャー」とよばれる分野の会社です。
その社長は、高校生のときから起業家になると決めていて、入る大学やアルバイトさえも、すべて起業に役立つかどうかを基準に決めてきました。大学在学中もインターンをしたり、開業資金を2,000万円も貯めたりと、とにかく起業家になるための努力を惜しまなかった人なのです。
もちろんその社長に限らず、ソーシャルベンチャーで成功している経営者の多くは、全員同じような行動をしています。早くから自分のやりたいことを決めて、その実現に必要なことを素早く実行していく姿勢が、成功のポイントなんだと思います。
経営と転職という違いはありますが、こういった姿勢は私たちも積極的に見習うべきです。
自分の強みや将来のビジョンを明確にする
転職先の企業は、書類審査や面接を通して、あなたを採用した場合のメリットを見極めようとしています。そこで、自分の強みや将来のビジョンを明示できないと、なかなか採用はしてもらえません。転職が早く決まる人は、こういった自分のアピールが抜群にうまいんです。
もちろん、なんの準備もなしにアピールなどできるものではありません。転職に成功した人のほとんどは、忙しいなかしっかりと時間を取って、じっくりと自分に向き合ってきたのです。
ただ、これまでに転職活動をほとんどしてこなかった人は、なかなか自分を振り返ろうとは思えないかもしれないですね。自分の人生を見つめ直すと、どうしてもイヤな面や失敗した過去が見えてきて、精神的にきついときがありますので。
でも、やはり自分の強みや将来のビジョンは、できるだけ早く明確にしておくべきです。日本を代表する大企業でも、いつ業績不振に陥るかわかりません。かりに転職をしないとしても、自分の強みや志向が明確なら、いざという場合でもすぐに行動へ移せます。
明確な目的と目標に向かって行動する
転職活動期間が短い人は、間違いなく転職の目的が明確です。しかも目標を設定したら、目標達成までに必要なステップをこまかく設定して、ひとつずつ着実に取り組んでいきます。
つまり、明確な目標設定と行動の両軸をしっかりと回しているからこそ、転職活動がスムーズに進むんですね。先ほどお話ししたソーシャルベンチャー社長が成功したのは、まさに明確な目標設定と圧倒的な行動力のおかげでしょう。
とはいえ50代ともなれば、20代よりもできることは、どうしても限られてしまいます。しかも転職市場は、明らかに30代以下を中心に動いているので、どこかで妥協する柔軟な姿勢も必要です。
そういう意味では、転職先をベンチャー企業や地方の中小企業に絞るのも、非常によい考えだと思います。ライバルが極端に少ないので、実力さえあれば、1か月以内での転職も十分可能です。(この点については、またのちほど詳しく解説します)
転職活動は3か月を目安に計画する
転職活動を開始してから実際に転職するまでの目安は、一般的に3か月といわれています。厚生労働省の令和2年転職者実態調査※を調べてみると、転職活動期間なしの人も含めて、およそ70%もの人が、転職活動開始から3か月以内に転職を成功させていました。
こういった結果を見ると、もし転職活動が思うようにいかずに3か月以上かかってしまったらどうなるのか、非常に気になりますよね。
先ほどの調査をさらに見てみると、転職期間3か月〜6か月で転職できた人は15.7%です。ここまでの転職者数を合計すると、総転職者のほぼ90%にも上ります。一方で、6か月以降の転職成功者は、わずか12.7%しかいません。
つまり、遅くとも6か月以内に転職しないと、転職率は極端に下がってしまうわけです。実際のところ、転職活動も6か月をすぎると、企業からは「キャリアのブランク」と認識されるケースが増え出します。
したがって、転職活動はやはり3か月を目安に計画を立ててください。もし6か月を越えそうなら、転職計画を早急に修正する必要があります。
※参考:令和2年転職者実態調査の概況
転職活動の期間と年齢との関係
3か月という転職活動期間の目安がわかったところで、今度は気になる転職期間と年齢の関係について見ていきましょう。
結論からいうと、転職期間と年齢の関係は個人差によるものが大きく、明確な答えはありません。年齢が高くてもすぐに決まる人もいれば、若くてもなかなか決まらない人もいます。
ただ一般的な傾向として、ミドルシニア層の転職期間は、やはり20〜30代よりも長いです。某転職サイトの調査では、20代の80%が3か月以内に転職を成功させているのに対して、40代になると50%にまで落ち込みます。しかも、6か月以上かかった人が40%以上もいたそうです。
なお50代以上の転職をチェックすると、さらに長期化傾向が顕著になり、70%以上の人が転職までに3か月以上かかっています。
もちろん転職期間の長さを決めるのは、年齢だけが要因ではありません。年齢よりも、転職者のスキルや実績・現職のネームバリューのほうが重要です。
とはいえ、50代の転職が長期化傾向にあるのは、まぎれもない事実です。のちほど、転職を早く決めるためのポイントについて解説するので、ぜひ3か月以内での転職を積極的に目指していきましょう。
効率的な転職活動の流れ
転職活動期間をできるだけ短くするには、効率的な転職活動の流れをしっかりと押さえておく必要があります。以前別記事でも解説しましたが、あらためてまとめておきますので、再確認しておいてください。
- 準備期間
- 応募・面接
- 入退社準備
転職活動でもっとも重要なのが、準備期間のすごしかたです。とくに50代以降では、過剰なくらい入念に準備をしておかないと、面接にすら進めない可能性が高くなります。
まずは、必ず確認される「転職の理由」と「転職の目的(転職先でどのように働いていきたいか)」を、きちんと説明できるようにしましょう。
その次は、自分のキャリアとスキルの棚卸しです。50代以降の転職になると、即戦力が求められます。「自分を採用するとどのような利益が発生するか」を明示できなければ、なかなか採用してもらえません。
そのためには、当然相手企業のことを念入りに調べておく必要があります。企業ごとに求められる要素は違いますからね。
いずれにせよ、準備をどれくらいしたかによって、転職の成否は大きく変わってきます。以下の3点を意識しながら、しっかりと準備をしていきましょう。
- 転職の理由と目的の明確化
- キャリア / スキルの棚卸し
- 企業 / 業界のリサーチ
早期転職のためには適切な転職エージェントのサポートが必須
早期転職を望むなら、必ず適切な転職エージェントのサポートを受けましょう。ポイントは、「適切な」というところでしょうか。
というのも、転職エージェントは、得意とする対象年齢や分野がある程度決まっています。そのため、自分に合っていない転職エージェントを選ぶと、思ったようなサポートが期待できないのです。
もしあなたが50代以上なら、必ずミドルシニア層に特化した転職エージェントを選んでください。
一般的な有名転職サイトは、基本的に20〜30代をターゲットにしています。当然、ミドルシニア向け求人の取り扱いは少ないし、的確なサポートは受けられないと考えておくべきです。
ただ、ミドルシニア向けエージェントだとしても、手放しで安心はできません。なぜならば、その多くは大手企業、もしくは準大手企業の案件しか取り扱っていないからです。
大手企業へ転職ができるのは、相当な実績とスキルをもつ限られた人だけ。ほとんどの人は、中小企業へ転職するようになるでしょう。そういった現実を踏まえ、ぜひ弊社のような、中小企業とのパイプが太いエージェントのサポートを受けるようにしてください。
50代からの転職先選び3つのヒント
いくら50代の転職が厳しいといっても、焦って転職をすれば「こんなはずじゃなかった…」と、あとから後悔することにもなりかねません。最後に、50代が転職先を選ぶポイントを3つ紹介します。
企業文化との適合性をイメージしておく
職場の雰囲気・働き方・コミュニケーションスタイル・企業の価値観など、どの企業にもそれぞれ独自の企業文化(社風)があるものです。転職してその企業で働くからには、ある程度社風に沿った働き方が求められます。
もし、自分の価値観と転職先の企業文化が合わなければ、おそらくすぐに辞めたくなってしまうでしょう。転職先を選ぶ際には、職務内容や雇用条件を確認するだけでは不十分です。働きやすさという観点からも、しっかりとチェックしてください。
とくに、規模の異なる企業へ転職する際は、注意が必要になります。50代の場合、前職よりも規模の小さい会社へ転職するケースがほとんどです。大企業と中小企業では、仕事の内容・仕事の進め方・裁量権など、まったく変わってきます。
転職前にこういった企業文化を完全に理解するのは、正直ムリでしょう。しかし、ホームページやインタビュー記事、あるいはレビューサイトなどを丹念に調べれば、ある程度会社の雰囲気が見えてくるものです。
企業文化の事前チェックをしっかりおこない、後悔のない転職を目指していきましょう。
給与と職務内容のバランスについて
よほどハイレベルな実績がない限り、50代の転職先は中小企業がほとんどです。そうなると、どうしても給与額は現職よりも下がってしまいます。
もちろん、自分の市場価値を極限まで高めて、高い給与を追い求めるのもひとつのやり方でしょう。しかし、確実に転職を成功させたいなら、職務内容と給与額のバランスに目を向ける必要があります。
中小企業で働く場合、さまざまな業務をひとりでこなさなければなりません。そのため、分業制の進んだ大企業と違い、業務全般を独力でこなす総合力が身につきます。
また企業規模が小さいため、命令系統もシンプルであり、比較的自由に仕事ができるのも中小企業で働く大きなメリットのひとつです。
将来的なステップアップ(独立も含む)を重視するなら、たとえ最初は給与が以前の職場より低くても、幅広い分野の仕事を任せてもらえる企業を選ぶほうがメリットは大きいはずです。
このように50代の転職では、自分自身の価値観・キャリアの目標・必要な生活水準を総合的に考慮し、給与と職務内容の適切なバランスを見極めることが成功への鍵となります。
中小企業とベンチャー企業は狙い目
50代の転職市場において、中小企業やベンチャー企業は非常に狙い目です。中小企業、とくに社歴が極端に浅いベンチャー企業では、とにかく優秀な人材が不足しています。
かりに優秀な人材が揃っていても、どうしても同年代ばかりが集まってしまうため、価値観が偏ってしまいがちです。
20〜30代が中心の会社に、50代が転職するとなれば、正直気後れしてしまうでしょう。でも、会社は遊びのサークルではありません。若い人材ばかりの会社だからこそ、あなたの知識や経験が大いに重宝されます。
同様に、地方の中小企業も、深刻な人材不足に悩んでいるケースが多いです。売上も利益もしっかりと叩き出しているのに、地方の中小企業というだけでよい人材がなかなか集まらない。そういった企業は、全国に山のようにあります。
役職定年や減給で居場所を追われる大企業より、望まれて働ける中小企業やベンチャー企業を選ぶほうが、働く満足度は圧倒的に高いはずです。
なお、別記事でベンチャー企業や地方の優良企業で働くメリットについて、詳しく紹介しています。よかったら、ぜひそちらの記事にも目を通してみてください。
あなたの強み-ポータブルスキルの見つけ方
自分の強みを明確化するなら、必ず第三者のサポートを受けてください。独力で振り返りをおこなうと、イヤな面や失敗した過去を正当化しようとして、どうしても甘い分析になってしまうからです。
取っ掛かりとしては、家族や友人に聞いてみるのもいいでしょう。しかし、親しい間柄の人から受けた評価には、やはりなんらかのバイアス(思い込み)がかかっているものです。
そういう意味では、まったく自分とはお付き合いのなかった人からの客観的なフィードバックが、もっとも信頼できます。ただ、普通の人は、そういったサポートをしてくれる場所を知りません。
そういう場合は、ぜひお気軽に、私どもが不定期で開催するワークショップを活用してください。弊社が運営するキャリアデザインプログラム「知命塾」の一部を、Zoom講座で体験できます。
もちろん自分の強みを見つける方法についても触れていきますし、ポータブルスキルとよばれる「どこにいっても通用する普遍的なビジネススキル」についても、言及していく予定です。
まとめ
本文でお伝えしたように、転職期間が6か月を超えると、転職のチャンスは激減します。50代の転職ともなれば、「このまま転職できないのではないか」という不安に、押しつぶされそうになる人も少なくないでしょう。
そういった状況を回避するには、今回紹介した「転職が早く決まる人の特徴」を徹底的にマネするのが1番です。自分の強みや将来のビジョンを明確にして、素早く行動する。こういった動きができれば、きっと3か月以内での転職を実現できるはずです。
私ども社会人材学舎でも、知命塾での活動を通して、短期間での転職を全力でサポートしています。転職を確実に成功させたい人は、どうぞお気軽にご相談ください。