志ある仕事をしよう

志ある仕事をしよう

ミドル世代以上の方のキャリア相談をお受けしていると、殆どの方が「これからは世の中の役に立つような仕事をしたい」とおっしゃる。
60歳定年では終われない社会で、だったら人生の後半は社会の役に立ちたい、そうした高い志を持ったミドルが増えてきていることは、とても素晴らしい。この国の潜在力さえ感じる。
でも、具体的にどんな領域で? どんな会社で、どんな仕事で社会の役に立ちたいのですか? と聞いても明快な答えは中々返ってこない。要は、ぼやっとそんな希望は抱いているけれど、「志」として明確にはしていないのだ。何か無いかな? 何か無いかな? とぐるぐる考えるだけで終わってしまう。

「志」はどこかから降って湧いてくるものではない。自分の中にしかない。だから必要なのは、自分の内面をしっかりと見つめることだ。
どんなことに興味を惹かれるのか、心が動くのか。
なりたかったものは、夢は?
いつも気になる社会の課題は何か、解消したい「不」はないか。(例えば「不」平等、「不」足、など)
創りたい未来は?

自分の中の志向性のタネを一つひとつ丁寧に見つけ、拾い上げ考えてくのだ。そうしたものの中から、心が動く方向、志の種を見つけていく。
ところが、この自分の「志向性のタネ」さえも、しっかり把握している人は少ない。日々忙しく働いている内に、振り返ることもなく記憶の底に埋もれてしまっている。

一度、幼い頃から今までの自分の志向性を振り返ってみることをお勧めする。自分のことなのに意外と思い出せないことに気づくはずだ。自分の歴史、自分が感じたり考えたことなのにすっかり忘れている。
自分をしっかり振り返ることから始める ~ 遠回りのようだけれど、それが「志ある仕事」への近道なのだ。