今回の記事では、転職を成功させるために不可欠な「第三者によるサポート」について解説していきます。
多くの場合、転職活動はどうしても孤独な戦いになりがちです。友達とは働く環境がまったく違いますし、同僚や上司に表立って相談するわけにもいきません。
ましてや転職活動がうまくいっていない場合は、自己評価が著しく低下します。最悪の場合、現在の仕事をこなす意欲すら失くしてしまうかもしれません。
しかしどんな人も悪い面だけでなく、必ず素晴らしい魅力をもっています。だからこそ他人からの客観的な評価を受け、自分のよい面と足りない面をしっかりと見つめなおす必要があるのです。「自分のことは自分ではわからない」、この事実にきちんと目を向け、第三者の力を活用してぜひ転職を成功させましょう。
=目次=
ミドルシニア世代が転職を成功させるには
残念ながら、転職市場の中心は20〜30代であり、40代を境に転職の難易度は格段に跳ね上がります。そのため、40代以降のミドルシニア世代が転職を成功させるには、明確な方向性と入念な準備が不可欠です。
この章では、まずミドルシニア世代が転職を成功させるためのポイントを解説して、次の章で第三者のサポートについて解説していきます。
転職の目的とゴールを明確にする
転職を成功させるには、まず「転職の目的とゴール」を明確に設定してください。もし目的とゴールを決めないうちに転職活動をスタートすると、おそらく理想と現実のギャップに心が折れてしまうでしょう。
脅かすようですが、それくらいミドルシニアの転職はハードルが高いのです。しかし、必要以上に恐れる必要はありません。目的とゴールが明確であれば、ミドルシニアを求めている企業との接点は必ず見つかりますので。
たとえば転職を希望する理由が、「今の報酬額・やりがい・人間関係に不満がある」だった場合、すべてを満たす転職はおそらくムリでしょう。
ただし「報酬額は多少我慢しても、これからの人生もっとやりがいのある仕事に従事したい」ならば、地方の優良中小企業も選択肢に入ってきますので、転職の確率は大幅にアップします。逆にとにかく報酬をアップさせたいなら、資格取得やスキルを上げて今の会社での評価を勝ち取る方が、転職よりも可能性は高いかもしれません。
このようにミドルシニアの転職では、目的とゴールをできるだけ絞り、最優先事項だけをクリアーすればOKという意識をもつのが成功の鍵といえます。
徹底した自己分析
転職を希望するなら、年齢を問わず、必ず自己分析をおこなってください。自己分析には、大きく以下にあげた3つのメリットがあります。
- 自分のアピールポイントが明確になる
- 自分の改善点がわかる
- 自分のやりたいことがわかる
誰しもどうせ転職するなら、自分のやりたいことのできる仕事に就きたいと思うもの。しかし転職の合否を決めるのは、あくまでも転職先企業です。
転職先企業があなたに求めるものと、あなたのやりたいことが一致すればベストですが、やはり相手に必要な人材と思われるのが最優先事項になります。だからこそ自分の長所を明確にし、いつでもアピールできるようにしておかなくてはならないのです。
また面接では必ず自分の長所と短所を聞かれます。とくに短所に対してうまく対応しないと、自己管理できないと評価されてしまいます。「優柔不断→慎重な対応ができる」というように、短所を長所としてアピールできるくらいには準備しておきたいですね。
ということで、転職を検討しはじめたら、なるべく早く自己分析をおこなうようにしましょう。
「即戦力」専門知識とスキルを身につける
転職先企業があなたに求めるものは、なにがなくてもまず「即戦力となる実力」です。長引く不況やコロナの影響により、もはや企業には人をじっくり育てる余裕がありません。
したがって転職活動をはじめる前に、即戦力、すなわち「専門知識とスキル」をしっかりと身につけておく必要があります。
とくにミドルシニアの場合、主な転職先は中小企業です。中小企業にはどうしても優秀な人材が集まりにくいため、即戦力となる専門知識とスキルがあれば、多少年齢が高くても採用してもらえる確率は非常に高くなります。
またいくら専門知識が大事といっても、世の中に専門家はたくさんいます。「英語×会計知識」「営業×プレゼン能力」のように、専門スキルの組み合わせを意識すると、より転職の確率はアップするでしょう。
豊富な社会経験とマネジメント能力をアピール
前述の専門知識と同様に、ミドルシニアには豊富な社会経験とマネジメント能力を求められることが多いです。
少し古いですが、「業界での知識・経験」「専門知識」などが、ミドルシニア採用の決め手になったというデータ※があります。一方、マネジメント能力を理由にした企業はわずか7.8%しかありませんでした。
ところが「あとからもっと評価しておけばよかったもの」という項目になると、マネジメント能力が7.8%を大きく超えてきます。つまり多くの企業が、「業界での知識・経験」「専門知識」のほかに、やはりマネジメント経験も必要だと考えているわけです。
たしかに年齢的なことを考えると、役職を問わず、なんらかのリーダーシップを求められるのは間違いないでしょう。であれば、マネジメント能力の重要さに気づいていない企業へ、いかにマネジメント能力の重要性を伝えられるかが勝負になってくるはずです。
※参考:一般社団法人 人材サービス産業協議会 中高年ホワイトカラーの中途採用実態調査<企業編>
第三者のサポートを受ける3つのメリット
ミドルシニア世代が転職を成功させるためのポイントをご理解いただいたところで、今度は第三者のサポートについて解説していきます。この章でお話しするのは、以下の3点です。
- 客観的な自分の強みがわかる
- 共に歩む仲間のバックアップを受けられる
- 「知命塾」なら、ミドルシニアに特化したノウハウを利用できる
それではひとつずつ見ていきましょう。
客観的な自分の強みがわかる
前述のとおり、転職を成功させるには、自己分析が不可欠です。ただし自己分析だからといって自分だけで分析しようとすると、まず間違いなく失敗します。
なぜなら、人間は自分で自分を、客観視できないものだからです。したがって客観的な自分の強みを見つけるためには、必ず第三者のサポートを受けてください。
自己分析では、過去にさかのぼり自分の得意なことや苦手なことなどを拾い上げていきます。また現時点から自分のなりたい目標への明確なルートを決めるのも、自己分析の重要な役割です。
人間誰しも失敗を繰り返し、なんらかの後悔をしているもの。もちろん自分のいやな面は誰しも見たくありません。だからどうしても甘くなりがちな自己評価を修正してくれる、「客観的な視点」を活用すべきなのです。
共に歩む仲間のバックアップを受けられる
冒頭でも触れたように、ミドルシニアの転職は厳しく、悩み苦しむことも多いはずです。そんなときに、共に歩む仲間のバックアップがあれば、これほど心強いものはないですよね。
残念ながら、友人や家族・同僚へ転職について相談しても、あまり役には立ちません。転職についての知識や、なにより転職をする気持ちがその人達にないからです。
その点、転職カウンセラーや転職を希望している仲間たちとは、転職に必要なポイントや苦しい心情もすべて共有できます。本気で転職を考えているならば、ぜひ第三者のサポートを受けてください。
とはいえ、どこでそういうサポートが受けられるのかわからないという人も多いでしょう。でも大丈夫です。次の項目では、弊社が提供する第三者の転職サポートについてご紹介していきますので、確認してみてくださいね。
「知命塾」なら、ミドルシニアに特化したノウハウを利用できる
私ども社会人材学舎では、「知命塾」という個人向けキャリア研修を開催しています。知命塾では、ワークショップ形式による自己分析をはじめ、ミドルシニア向けに特化した転職サポートまでを一括でおこなうのが大きな特徴です。
知命塾に参加すれば、キャリア開発の専門家と同じ境遇の仲間から的確なフィードバックが得られるため、自分の客観的な姿とこれからの自分の道筋が明確になっていくでしょう。
もしいきなり知命塾に参加するのはためらいがあるならば、まずは無料のワークショップ(無料セミナー)に参加してみるのがオススメです。無料セミナーでは、知命塾でおこなう内容の一部を体験できます。興味のある人は、ぜひ下記のサイトで詳細を確認してみてください。
まとめ
ミドルシニアが転職を成功させるには、必ず第三者によるサポートが不可欠です。自己分析をおこなうにしても、自分だけではどうしても不正確な分析になってしまいます。また厳しい転職戦線で、メンタルが落ち込む人も後を絶ちません。
そんなときでも、第三者のサポートがあれば、うまく乗り切っていけるはずです。
ただし転職に精通した専門家のサポートは、そう簡単には受けられません。ぜひ知命塾に参加して、キャリア開発のプロによる手厚いサポートを享受していただければと思います。
第三者のサポートの必要性を感じた人は、ぜひ知命塾をチェックしてみてください。