ある受講生の気づき②

ある受講生の気づき②

知命塾入塾約一カ月後に行う「リフレクションキャンプ」。キャンプといっても土日の二日間を教室に通う、終日の集中講座だ。
このキャンプでは、それまでの一か月間を通じて行ってきた自分のこれまでの振り返りと棚卸し、「仕事の強み」「価値観や志向性」「働きがい」「理想とする働く姿」「キャリアチェンジの際の具体的な制約条件」等を一旦まとめ、キャリアの可能性を具体的に形にし、塾生同士評価し合い、深めていく。
長時間にわたるセッションだし、普段の仕事の中では使わない頭の部位を使うので、タフな時間だ。ただ、それだけに気付きも多い。

今回はリフレクションキャンプを実際に体験した知命塾生の言葉を紹介する。プログラムを通じた気づきや変化の様子を、お感じいただけるのではないかと思う。少し長くなりますが、以下ご参考ください。

「リフレクションキャンプとこれまでの授業を通じての成果は、以下の通りです。もちろん、現時点で、ということですが。
・キャリアチェンジに向けて必要な「覚悟」が、どのようなものか分かってきた。
・自分の目指すべきキャリアが見えてきた。キャリアマップが描けた。
・仕事を通じて果たしたい「志」が見えてきた。

会社で行き詰まりを感じ、転職したくて社会人材学舎®の門を叩き、短期の講座を受講しました。ふとした事で、終身雇用の呪縛から保身に走っていた自分や、最終的には自分の事は自分で考えるしかないのだということに気付き、知命塾に入塾しました。この時点で会社での行き詰まりは、どうでも良くなっていたと思っていました。

入塾前面談で忘れられないのは、キャリアチェンジには「覚悟」が求められると言われたことです。
何で? 覚悟かあるから自分は入塾に踏み切ったのに、と思っていました。あの時は。

リフレクションキャンプの前に、「大人のCAN(仕事の強み)」「CANの原点(志向性)」「喜楽の写真」「ロールモデル」「自分史」「気付きの写真」「修羅場の体験」「社会人材のテーマ」等、すべての授業を振り返り、何を得たのかを整理しました。そうすると何だか自分の傾向が分かってきたというのがキャンプの前の状況でした。

仲間の力はすごいですね。キャンプで更にいくつもの気付きを得ることができたと思います。特にCANの統合(塾生同士で、互いのキャリアの可能性を拡大し合い、提案するワーク)では、仲間が提案をしてくれたアイデアの中で、トキメキを感じるものがありました。自分が無意識のうちにどこかで思い描いているキャリアを、仲間が引き出してくれたのだと思います。講師自身の体験を聞くことも、キャリアチェンジの「覚悟」がいかほど必要なのかというのも、少しずつ分かってきました。志を貫く「覚悟」がなければ、キャリアチェンジの先に必ず出会う、新たな苦労を乗り越えられないということです。
しかし、キャリアマップを描く中で、すぐに「覚悟」しなければならないわけではないということにも気づきました。自分の志は死ぬまで働いていたい、人々の意識を変えていきたいということですが、それは今の職場で働きながら準備できないのか、徐々にそこへ向かうキャリアマップを描けないのかと思いました。
なぜキャリアチェンジの「覚悟」を急いでいたのかというと、結局は今の会社が嫌で転職したかったという気持ちに引っ張られていたからだと思います。

入塾前面談で言われた「覚悟」の意味、キャリア設計もしないうちに退職届を出すことはお勧めしないといわれた理由、知命塾修了生は必ずしも転職するだけでなく、しばらく会社に残ることを選択した人、起業した人などがいること、すべて合点が行くようになってきました。いつ「覚悟」をするのか、キャリアマップをどう成熟させていくのか、これからじっくりと考えていきたいと思います。

知命塾は、最初からぶれない事を言っていると思います。だけどその本当の意味は、知命塾を経て自分で考え抜かないと分からない、言葉で人に教えてもらうことではないと感じています。

仲間の大切さも痛切に感じています。
みんなのマインドが高いのは承知していますが、こんなにまで私の事を考えてくれるなんて、信じられないくらいです。知命塾が投資に見合うものかどうかと悩みましたが、そんなつまらない視点で躊躇しなくて良かったと思っています。
塾生はフラットな関係にするために名刺交換は基本禁止、ニックネームでの付き合いなのでどんな仕事をしているのか具体的にはわかりませんが、金融、人材育成、小売業、IT関連の方などうっすらと分かってきています。ここで出会う幅広い人脈に相談に乗っていただく時が来るのかもしれないと感じています。」

キャリアを考えるということは、自分の未来を設計するということだ。だから本来、ポジティブな作業。しかし同時に、自分一人で行うのは難しい作業でもある。だから、キャリアを考え合う人と出会い、ネットワークを築ける場としても、知命塾は機能している。