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御礼
去る12月5日、株式会社リクルートエグゼクティブエージェント シニアディレクター 中村一正氏をお招きして特別講演会を実施しました。
当イベントは知命塾の塾生・修了生(アルムナイ)限定のイベントとして実施し、おかげさまで満員御礼の熱気のなか無事終了することができました。
ご参加いただきました皆様には改めて御礼申し上げるとともに、今回残念ながらご参加いただけなかった皆様には今後も同様のイベントを企画してまいりますので、是非次の機会にご参加いただければと存じます。
講演の様子など
中村氏は創業当初から社会人材学舎の事業に共鳴していただき、折に触れアドバイスを頂いておりました。
中村氏ご自身も、現在の日本は多くのミドル・シニアが活躍しにくい社会であることに疑問を持っていたという背景もあり、今講演では現状を見据えて辛口の講演を頂きました。
エージェントとしての豊富な実務経験に基づいた非常に濃い内容の講演となり、参加された方には有意義な時間をお過ごしいただけたかと思います。今回のコラムではその一部を抜粋してお伝えいたします。
講演内容:「ミドル・シニアの転職事情と対策」
内容抜粋
昨今はミドル・シニアの転職市場が活況のように見えるが、実際には転職希望者が供給過剰となっており、「売る努力」(=自身のキャリアの価値を上げる努力と、それを誇張せず魅力的に伝える努力)が不得意なタイプの求職者にとっては依然厳しい状況であることには変わりない。
また転職先の会社を選ぶ際には、多くの方がまず待遇面を一番重要な要件として考えがちであるが、これでは採用プロセスが進むにつれて不協和が起こり、うまく行かないことが多い。
エージェントとしておすすめしたい考え方はそれとは逆の発想である。
つまり一番重要な要件として、真っ先に「経営者との相性」をみるべきである。これが入社後のご自身の活躍には最も大切な視点である。
次点が仕事の内容について、最後が待遇について考える、となるべきである。
ミドル・シニアの転職に際しては、上記のようなアプローチをしていくとともに、地方の企業にも積極的に目を向けていく必要があるだろう。
中村一正氏
セミナールームが満員御礼となりました。