ご利用者様の声・知命塾受講生の進路

知命塾で可能性と志向性を確認、業界を越えた転職へ

採用企業様インタビュー

経験豊かな人材を積極的採用〜PH PARIS JAPON(株)

PH PARIS JAPON(株)(ペーアッシュ パリ ジャポン株式会社)様は、世界のトップを走るパティスリーブランド「PIERRE HERMÉ PARIS」の日本法人です。
実は「PIERRE HERMÉ PARIS」の第一号店は日本、そこから20年の間に日本国内は勿論、フランスから中東、アジアにまたがるブランドに急成長されました。
社会人材学舎グループでは、PH PARIS JAPON(株)様に複数の50代人材をご紹介、採用をいただいています。
日本法人のルデュ・リシャール社長にお話を伺いました。

— 御社からは二人目のご採用をいただきました。ミドル人材を積極的に採用されている理由を教えてください。

ピエール・エルメ氏と一緒に3人で日本に第一号店を出してから20年、大きく成長をしてきました。今、日本法人は約200名となっています。私自身もシェフの出身、お菓子を作りながら経営を学びながら、皆で手作りのようにして会社を大きくしてきました。経営や組織づくりという点で、経験が豊かな人材が揃っていたわけではありません。しかし、これから一段と成長していくためには、経営・組織・営業戦略・人材育成などの領域でしっかりとした経験があり、指導力のある人材が必要となってきます。弊社の平均年齢は28歳、若い人材をリードする経験豊かな人材を必要としています。

— 当社を通じてご採用いただいた方は、全く違う業界の方々でした。

必ずしも、パティスリー業界に詳しいことが重要なのではありません。その方が持っている力がピエール・エルメ・パリの発展に寄与できるかどうか、私達の経営理念や夢に共感して、苦労を共にしてでも成長しようとする意欲があることの方が大事です。
以前、社会人材学舎グループの紹介で採用した方は大手電機メーカー出身で50代後半の方でしたが、その方の持つレベルの高い製造や品質管理に関するスキルが、弊社の生産レベルを引き上げてくれています。

— もう一人、人事のマネジメントとしてご採用いただいた方はホテル業界からでした。

この方は、人事としての経験は勿論、業界は違っても接客業を分っていらっしゃること、子会社に出向されて弊社と同じような規模の会社のマネジメントを経験されていたこと、調達・原価管理・営業など幅広い経験をされています。また人材の育成ということに、大変熱い思いを持っています。

— 過去の業界や役職でなく、どんなスキルや能力を身に着けているのか、そして御社の未来にどのように貢献するのかを語れることが重要なポイントでした。

そうです。

— 社会人材学舎グループから紹介される人材と、他の人材サービスからとの違いはありますか?

はい、以前は一般的なエージェントに依頼をしていました。しかし、過去の履歴書・職務経歴からの紹介なので、同じ菓子業界や隣接する業界からの人材が殆どでした。また、紹介人材のスキルや経験をしっかりと把握していないので、弊社にとって「埋もれている」、「思いもかけない」良い人材が発掘されることはありません。
私も「知命塾」プログラムにゲストスピーカーとして参加したことがありますが、社会人材学舎グループから紹介される人材はプログラムを通じて、どこへ行っても発揮できる自分自身の力や、それを活かす志向についてしっかり考えてきています。また、紹介担当者も弊社のことを理解してくれていますので、事前に弊社の課題解決に適任の人材を考えてくれます。そこが他にはない、大きな違いだと感じています。

— 今後、どんな人材を求めていきますか?

弊社は300年続く会社を目指しています。残りあと280年(笑)。まだまだ若い会社、これからは組織として成長をすることが急務です。そのためには業界や年齢にこだわらず、豊富な経験を重ねた人材の力を必要としています。ただ、繰り返しになりますが、ご自身のスキルや経験を弊社の成長にどのように活かせるかをしっかりと準備している人、そして実際に貢献できる人材を求めています。

知命塾受講後の進路

| ホテル業界から「ピエール エルメ パリ」へ

■Tさん

Tさんは50歳目前。大学卒業後これまでホテル業界で経験を積み重ねてきました。しかし長いキャリアを考えた時に、業界にこだわらないキャリアのステップアップを考えて知命塾に参加されました。
今回、知命塾と当社の職業紹介システムを経て、フランスの高級パティスリーブランド「PIERRE HERMÉ PARIS(ピエール エルメ パリ)」を日本で展開するPH PARIS JAPON(株)(ペーアッシュ パリ ジャポン株式会社)の人事担当責任者として転職をされることになりました。


— なぜ知命塾を受講しようと思われたのですか?

これまでのキャリアで経営企画、調達、料飲部門、人事、子会社のマネジメントなど多くの経験を積んできました。会社でもそれなりに期待をされていたようです。とはいえまだまだ長い人生、50代を前に自分が本当やりたい仕事、力を発揮できる仕事にステップアップをしたいと考えました。しかし今の社会では、年齢のこともあり普通の転職活動をしていては、仕事は決まらないと思いました。
そこで知ったのが知命塾と社会人材コミュニケーションズの職業紹介システムでした。
一般的な職業紹介は数打てば当たる方式だと思いますが、ここではプロセスが丁寧です。知命塾では履歴・経歴書の中に埋もれている自分が発揮できる価値、売れる価値と仕事に対する志向性を掘り出していきました。その過程で私のことをよく知った担当者が、私に合うニーズを持った会社としてPH PARIS JAPON(株)を紹介してくれました。

— 知命塾のプログラムはいかがでしたか?

自分の仕事上の強みや価値、そして志向性を確認する「CAN」のワークによって、間違いなく可能性を拡大できました。
自分ひとりだけで考えていたら履歴書経歴書の書き方だけにこだわっていたと思うけれど、それ以前の働く価値観、継続するためには…ということを仲間と一緒に確認しながら確たる物にできたことが良かったです。
仕事の強みを見るプログラムでは過去の経歴ではなく、培った本当の力と深掘り再確認ができました。志向性を観るプログラムでは私の原点、自分の価値観が確認できました。少年野球での自分の立ち位置を考えると、子供の頃からプレーヤーよりもマネジメント志向があったのだ、と気づきました。これによって漠然と考えていた「人事」の道がはっきりしました。大きな転機でした。人を育て、生産性を挙げて会社が成長するための仕組みをつくる仕事をしたいのだと再確認できました。
知命塾はキャリアのステップアップを目指す目的を持った人達の集まりです。彼らから、そして講師陣の客観的なアドバイスと豊富なツール群がとても有効でした。一人では明確にはできなかったと思います。

— PH PARIS JAPON ㈱を紹介された時、どう思いましたか?

確かに業界は違います。しかしプログラムを通じて業界にはこだわらず、自分の成長と企業の成長が重なることのほうが大事だと思っていました。また、高級ブランド、客層、食を扱っていること、接客などこれまで培ってきた力も活かすことができます。
この会社は成長まだ20年と若い会社です、数字、現場、管理…と色々経験してきましたが、活き活きとした現場の仕組みを作ってきた実績を活かせると思いました。経営と現場が一体となった関係を作りたいと考えています。
また知命塾の担当者がPH PARIS JAPON(株)の情報に詳しく、経営トップと直接話していることも安心感に繋がりました。トップが経営をしていく上で何を大事にしているかを知ることは、とても大事ですので。

— 実際の選考プロセスはどうでしたか?

いわゆるかっちりした「面接」ではなく、まずは互いに知り合うことから始める「お見合い」方式でした。社会人材学舎の担当者も立会い、フォローしてくれました。これはやりやすかったですね。自分の人間性、やりたい方向性を伝えることができましたし、経営者の考えや人となりも、よく確認することができました。入社が決まる前に数度お会いしました。

— これからどんな活躍をしたいですか?

今世紀を代表する、働きがいのある会社にしたいと本気で思っています。エルメはとても働きがいのあるいい会社だという評判を作りたい。そのために経営と一体になって考えていきます。力が続く限り長く働きたいですし、社員の皆さんもそう思えるような会社にしていきたいと考えています。


| 外資音響メーカーからWEB制作会社へ

■Tさん(女性)

知命塾参加動機:日本法人の規模縮小に伴い早期退職パッケージをとった。長くWEB担当者として従事してきたが、日本法人の規模が小さいこともあってほぼ一人での仕事が多く、チームマネジメントの経験も無かった。今までのような企業のWEB担当者としての職を求めるのか、それとも新たな道に挑戦をするのかを考えなければならない。とは言え、自分の力が外の世界で活かせるのかも自信がなく不安を抱いていた。

Tさんはアジア系消費財メーカーのWEB担当者として本社との連携をしながら、ウェブサイトの構築、運営などを16年間担当してきた。基本的なプログラミングの知識、企業WEBの作り方などは経験しているが、一つの会社に長くいたため、果たしてそこで得た経験がどのように他の世界で活かせるか、自分ではわからなかった。企業のウェブ担当と言っても、自分でデザインをするわけではないし、コーディングをするのでもないし…と。

「大人のCAN(できること)」を引き出すためにインタビューをしていくと、Tさんが担当していたのは単なる企業サイトではなくECサイト、つまりネット販売も行っているサイトで、この全体のディレクション・運営をしていることが分かった。
「ネットで物を得る仕組みがよくわかっている。」このCANを活かせるのはどこか。
逆転の発想で、企業にECサイト作りを提案するWEB制作会社が欲しがるはずと考えた。そこで、これまでの経験をと蓄積した能力を改めて「大人のCAN」に分解、それをもとにWEB制作会社に自分を売り込む「ストーリー」を作った。———「なぜ、私は御社に貢献できるか。どんな業務で貢献できるか」という視点で。

折しも大手広告会社系のWEB制作会社の社長が、経営サポート人材を求めて知命塾に講演に来た。Tさんは経営サポート人材ではなかったが、知命塾を通して後日社長にアポイントを取り、自らのストーリーを語った。そして見事WEBディレクターとして転職を果たした。本来、求人がなかったポストに自分の価値を売り込み、道を開いたのだ。

本来求人がなかったポストを自ら作り出すことは、知命塾では珍しくない。
自分の力、相手企業の課題への理解、そして課題に対する貢献がはっきりとわかっていて、自らの「ストーリー」が作れていれば、そうしたチャンスも生まれてくるのだ。

| 人材業界から旅行業界へ

■Gさん(男性)

知命塾参加動機:50歳を機に新たなキャリアを積みたいと、自分の可能性を探るために参加。
知命塾での発見:自然・アウトドア志向・コミュニケーションが自分の原点にあると確認。スキルとして身につけたカウンセリング能力・コーチング能力をもとに、自然を舞台にした学びの場を提供することを目標とした。
現在:その実現にむけての準備段階として会社を設立、まずは業務で身につけたコンサルティング業務を手がけながら、夢の実現を目指している。

| アジアとの懸け橋になる仕事を求めて

■Mさん(男性)

知命塾参加動機:中国を中心に海外法人で活躍してきたが、56歳以降日本国内で海外取引のバックアップ業務に従事。新しい別の展開を求めて知命塾に参加。
知命塾での発見:自分の喜びは、やはり海外取引の現場にあると確認。知命塾で、履歴書では表現をしきれない経験・能力をアピールできる採用面談戦略を練り、中小企業へ転職。
現在:転職後は海外営業を担当し、中国・アジアを中心にプロジェクト戦略にも参画。今後の輸出売上拡大を目指し、充実した日々を送っている。

| 電機メーカーから広告業界へ

■Mさん(男性)

知命塾参加動機:役職定年を機に新たな可能性を探ろうと知命塾に参加。
知命塾での発見:当初は、電気業界での転職を漠然と考えていた。しかし、原点CANでクリエイティブ志向・おもちゃなどのものづくり志向を再発見、大人のCANでデザインマネジメント、プロジェクト管理などの能力を確認。
現在:広告業界で店頭POPなどを手がけるセールスプロモーションの会社に、デザインとエレクトロニクスを掛け合わせた新たなセールスプロモーション手法の開発プロジェクトの一員として転進。

知命塾を受講した方々の声

T.Oさん(41歳)製薬会社
自分のキャリア・マネジメントの重要性を改めて気づかせてくれた。転職の有無を問わず、40歳を過ぎたら受講すべき。

I.Aさん (55歳) 家電メーカー
50歳を過ぎてから転職を考え不安だらけでしたが、知命塾を受けることで、自分の可能性がまだまだ広がっていることに気付かされました。無事転職成功し、新たなフィールドで活躍ができたことに感謝しています。もっと早く受講していればよかったと思っています。

M.Hさん(51歳) 金融サービス
以前転職活動を行っていたときは、転職エージェントに自分ができることや自分の希望を伝えきれず、まったく希望に合わない案件がほとんどで応募してみようと思えることがなかった。知命塾を受けてからは自分の強みと希望が明確になったので紹介される案件の量と質が良くなった。